※ 本日の日記は体調不良日記であり、婦人科あれこれ報告日記なので、苦手な方は回避してくださいm(_ _"m)ペコリ
体がきつくても循環器内科に行くと気持ちが楽になる。
やっぱりメインドクターの存在は偉大だ、と思った昨日。
全然思うとおりに体が動かない、普段の生活がかなりきつい。あれこれ話しながらいつも通りの診察。
いつもなら座位の血圧しかはからないけど、昨日は起立性低血圧障害の症状を見るためにODテストも。
ODテストといってもとても簡易的なもの。なんというか、一から全部やると途中で低血圧発作起すので(←ぶっ倒れる)
座位のときはかろうじて脈圧が20あるものの、立位になると途端に脈圧が20を切って10ちょっとになる。
「これじゃ少し立ってるだけで眩暈起したり気分悪くなるだろうねぇ……。葉野さんの場合はすぐに脈圧がなくなるうえに、血圧自体が徐々に下降してくし……」
この言葉だけで救われる。
辛いのわかってもらえるだけで救われる。
立って30秒経たずに脈圧が一気になくなるので、家事をしていて眩暈とかブラックアウトとかしょっちゅうで、気付けば体が痣だらけ……orz
ずっとこの体で生きてきたから症状自体に免疫はある。でも、眩暈もブラックアウトも失神も、なっていい気はしない。
痣ができる程度ならいい。でも、頭とか打ちどころ悪ければ死ぬわけで……。
それを防ぐために昇圧剤を使ってコントロールしていたわけけど、今は不妊治療の関係でそれら一切が飲めない。
つまり、体調悪いのわかってて対処法もわかってるのに何もできない状況。
体起こしてることが辛い。家事したいのにできないことが辛い。10分でできるようなことを1時間かけても終わらせられない。
今、体調不良における生活クオリティの低さに不満多々。
ただ普通に生活したいだけなのになぁ……と、毎度おなじみ体調不良時に陥るメンタル面の負のスパイラル。
触診でわかる痛みのレベルも結構ひどい。でも、使える鎮痛剤はカロナール一種。しかも、一日10錠まで。
「これは……カロナールより効く薬があるのに飲めないのは辛いでしょう? 私も、この薬を飲ませたら少しは楽にしてあげられるのに何もできないのが辛いなぁ……」
と言われるような状態。
何もしてもらえなくても、“わかってもらえる”ってすごい薬だなと思った。
婦人科の経過あれこれも報告。
旦那様は体外受精も望んでいたけど、私にはちょっと無理、と。
あまりにもホルモン剤の副作用がひどくて、今週期からはホルモン剤は使わない方向で人工授精(体内)をしているのだけども、体外受精をするとなると今までよりももっとたくさんのホルモン剤を長期間使うことになるし、通院が毎日になる。
婦人科の先生には、
「ダメです、無理です、とは言えません。でも、今までの葉野さんの状態を見ている限りではホルモン剤を使った体内受精よりもはるかに体に負担がかかるでしょうね」
とのこと。
ネットで調べてある程度は知ってたけど、ホルモン剤の分量や頻度を聞いた時点で、「無理だ」と思った。
体外受精施術日まで体がもたないや、と。
今週期からホルモン剤を使わなくなって吐き気はなくなったけど、相変わらず腹痛はおさまらないわけで……。こんな状態がいつまで続くのかなぁ……と正直、陰々滅々。
そこで、腹腔鏡手術の話が出ました。
今のところ、私の体にも旦那様の精子にも不妊になる原因は見つかってないんです。こういうのを“原因不明不妊”というのだけども、もう少し突っ込んだ検査をしますか、とな。
つまり、経膣エコーや内診からでは見えないものを、おなかに穴あけてカメラで見ましょう、って話しです(なんて杜撰な説明……)。
何かあればその場で処置。何もなければ腹腔内を生理食塩水で洗浄して終り。
何もなければただの検査と洗浄で終わるのですが、全身麻酔での施術、術後絶対安静が必要なため3日〜7日の入院になるので、位置づけ的には“手術”みたい。
退院してからも2週間から1ヶ月は自宅で安静に過ごしてください、という代物らしい。
それが先日呟いていた来年2月26日の手術です。
先日病院に行ってこの話が出た時点で最短の予約がそこだったという……(どれだけ混んでるんですか……orz)
そこでまたリスクが出てくるわけです。麻酔を使うリスク。
歯医者さんで使う麻酔の分量でも血圧下がってブラックアウトする人=私。過去には硬膜外麻酔投入後の血圧下降もあったなぁ。上が60切ってすぐに昇圧剤投与されたっけ……。
不妊治療が楽な人なんていないと思う、思うけど……。
なんでこんな私にとって辛いものばかりなんだろう? と思ってしまう。自分だけじゃないってわかってても、どうして? って思ってしまう。
家事もできないくらい、普通に生活することもできないくらい、きつくて体の負担にしかならない治療。
本当はやめたくて仕方ない。お母さんや義母さんに「もうやめなさい」と言われてほっとしてしまったくらいには。
子供が欲しくないんじゃなくて、子供を得るために体を壊すとわかってることを続けるのは違うと思うから。
そのあたり、旦那様と意見が合わないから困ってます。
……そういえば、1ヶ月前に打った点滴の針のあとも治らなくなってしまいました。
ここ2年くらい、できた傷が全く治らなくて傷が増える一方。そしたら、それがホルモン剤の副作用であると、昨日、内科の先生が教えてくれました。
女性ホルモンを使うと皮膚が弱くなる、と。
私の体はことごとくホルモン剤と相性悪いらしいです……~(-゛-;)~
でも、今週期から使うことをやめたので、体中の傷が治ってくれると嬉しい。
さて、こんな生活や体調はいつまで続くのかな? この体はいつまでもつのかな?
お医者さんは命に関わる状況にならないとストップは出せないんです。
だから、いつも言われる。
「ダメとは言えないし、やめなさいとも言えないんだ。希望がある限り、医者はそれを口にしちゃいけない立場にあるから。だから、何かあったときにはフォローできる体制でいる、としか言えなくてごめんなさいね」
と。
先生が言ってることはもっともだ。それが正しいと思うし、私の大好きな先生の考え方。
でも、そこまでやるのってどうなのかな? とは思う。
自分で不調を感じていて、体の限界も薄々感じていて――。
……自分の体を守るのは最終的には自分なのだと思う。自分本位とか、自分が一番かわいいんだろ、と言われても。
私は自分の体と引き換えにまでして子供を欲しいとは思わない。
実は……お母さんが私を妊娠した時、切迫流産のかなりひどい状況で、
「この子は諦めなさい」
と、お医者様に言われたそう。
それでもお母さんは私の命を守ってくれた。
“出産”ってどんなに健康な人であったとしても、やっぱり命がけなんだと思うのです。
そうやって守られた命だから……新たな命が誕生しておらず、ただ切に望んでいる今ならば、私は私の命や体を守らないといけないと思う。
もし、おなかに子供がいるなら、“母体優先”と言われても子供を優先したくなる、守りたくなるのかもしれない。でも、少なくても今はこの体には私の命しかないのだから、それを犠牲にして新しい命の誕生を望むのは何か違うと思う。
考え方は人それぞれ。……でも、こういう部分の考え方が夫婦で違うとちょっときついですね。
不妊治療を始めたのは約2年前。人工授精を開始したのが去年の夏。
中学生の頃から健康や命に関しては色々と考えてきたけれど、不妊治療を始めて、初めて自分の命の重みを知った気がします。
“子供産んだら親のありがたみがわかる”って言葉、今ならわかる。
両親に、お母さんに心から感謝できた。
いつか、言葉にして伝えないとね。ちゃんと、「産んでくれてありがとう。守ってくれてありがとう」って――。
こんな状況だったので、気持ち的に今の翠葉さんと向き合うのはかなりきつくてですね……。
【光のもとで】は内容が内容なので、不安定な自分に左右されない状況で書きたいなと思っていて、だから余計に更新ができないことになっていたのですが……。
友達に吐き出したり、こうやってここに吐き出したり。あちこちで少しずつ毒出しして、大分自分の考えをまとめられたかな?
メンタル面は少しずつ浮上してきてると思います。
同じ話を何度も繰り返しして、その度に今ある自分の状況や自分の気持ちをトレースして認識して整理して。そうやって抜け出すことに必死になってました。
それが今の葉野です。
急遽、かのこ様や羽桜様のイラスト部屋を作ったり、写真投稿ガシガシしていたり……というのは、恒例の現実逃避でした(^^;;
でも、読者様に喜んでいただけたようなのでよかったです*
人生なかなかうまくいかないものです。
それでも、どうにか前に進もうと思うんだよね。少しずつでもいいから。一歩に満たない半歩でも、もっと小さな1ミリでもいいから。
時間は右回りにしか進んでくれなくて、決して左周りには進んでくれないから。
自分自身も秒針のごとく、最小単位ずつでいいから前に進めたらいいな、と思います。
それが、諦めるという判断でも、続けるという判断でも。色んなことを白紙にするという判断でも。
思い描いていた未来を白紙にしたとしても、歩いてきた道にはきちんと足跡が残ってる。自分が頑張ってきた軸跡は残る。
どんなに辛いことでも、それが実らなかったとしても、やってきたことは無駄にはならない。そう信じて前に進みたいです。
By 葉野りるは
体がきつくても循環器内科に行くと気持ちが楽になる。
やっぱりメインドクターの存在は偉大だ、と思った昨日。
全然思うとおりに体が動かない、普段の生活がかなりきつい。あれこれ話しながらいつも通りの診察。
いつもなら座位の血圧しかはからないけど、昨日は起立性低血圧障害の症状を見るためにODテストも。
ODテストといってもとても簡易的なもの。なんというか、一から全部やると途中で低血圧発作起すので(←ぶっ倒れる)
座位のときはかろうじて脈圧が20あるものの、立位になると途端に脈圧が20を切って10ちょっとになる。
「これじゃ少し立ってるだけで眩暈起したり気分悪くなるだろうねぇ……。葉野さんの場合はすぐに脈圧がなくなるうえに、血圧自体が徐々に下降してくし……」
この言葉だけで救われる。
辛いのわかってもらえるだけで救われる。
立って30秒経たずに脈圧が一気になくなるので、家事をしていて眩暈とかブラックアウトとかしょっちゅうで、気付けば体が痣だらけ……orz
ずっとこの体で生きてきたから症状自体に免疫はある。でも、眩暈もブラックアウトも失神も、なっていい気はしない。
痣ができる程度ならいい。でも、頭とか打ちどころ悪ければ死ぬわけで……。
それを防ぐために昇圧剤を使ってコントロールしていたわけけど、今は不妊治療の関係でそれら一切が飲めない。
つまり、体調悪いのわかってて対処法もわかってるのに何もできない状況。
体起こしてることが辛い。家事したいのにできないことが辛い。10分でできるようなことを1時間かけても終わらせられない。
今、体調不良における生活クオリティの低さに不満多々。
ただ普通に生活したいだけなのになぁ……と、毎度おなじみ体調不良時に陥るメンタル面の負のスパイラル。
触診でわかる痛みのレベルも結構ひどい。でも、使える鎮痛剤はカロナール一種。しかも、一日10錠まで。
「これは……カロナールより効く薬があるのに飲めないのは辛いでしょう? 私も、この薬を飲ませたら少しは楽にしてあげられるのに何もできないのが辛いなぁ……」
と言われるような状態。
何もしてもらえなくても、“わかってもらえる”ってすごい薬だなと思った。
婦人科の経過あれこれも報告。
旦那様は体外受精も望んでいたけど、私にはちょっと無理、と。
あまりにもホルモン剤の副作用がひどくて、今週期からはホルモン剤は使わない方向で人工授精(体内)をしているのだけども、体外受精をするとなると今までよりももっとたくさんのホルモン剤を長期間使うことになるし、通院が毎日になる。
婦人科の先生には、
「ダメです、無理です、とは言えません。でも、今までの葉野さんの状態を見ている限りではホルモン剤を使った体内受精よりもはるかに体に負担がかかるでしょうね」
とのこと。
ネットで調べてある程度は知ってたけど、ホルモン剤の分量や頻度を聞いた時点で、「無理だ」と思った。
体外受精施術日まで体がもたないや、と。
今週期からホルモン剤を使わなくなって吐き気はなくなったけど、相変わらず腹痛はおさまらないわけで……。こんな状態がいつまで続くのかなぁ……と正直、陰々滅々。
そこで、腹腔鏡手術の話が出ました。
今のところ、私の体にも旦那様の精子にも不妊になる原因は見つかってないんです。こういうのを“原因不明不妊”というのだけども、もう少し突っ込んだ検査をしますか、とな。
つまり、経膣エコーや内診からでは見えないものを、おなかに穴あけてカメラで見ましょう、って話しです(なんて杜撰な説明……)。
何かあればその場で処置。何もなければ腹腔内を生理食塩水で洗浄して終り。
何もなければただの検査と洗浄で終わるのですが、全身麻酔での施術、術後絶対安静が必要なため3日〜7日の入院になるので、位置づけ的には“手術”みたい。
退院してからも2週間から1ヶ月は自宅で安静に過ごしてください、という代物らしい。
それが先日呟いていた来年2月26日の手術です。
先日病院に行ってこの話が出た時点で最短の予約がそこだったという……(どれだけ混んでるんですか……orz)
そこでまたリスクが出てくるわけです。麻酔を使うリスク。
歯医者さんで使う麻酔の分量でも血圧下がってブラックアウトする人=私。過去には硬膜外麻酔投入後の血圧下降もあったなぁ。上が60切ってすぐに昇圧剤投与されたっけ……。
不妊治療が楽な人なんていないと思う、思うけど……。
なんでこんな私にとって辛いものばかりなんだろう? と思ってしまう。自分だけじゃないってわかってても、どうして? って思ってしまう。
家事もできないくらい、普通に生活することもできないくらい、きつくて体の負担にしかならない治療。
本当はやめたくて仕方ない。お母さんや義母さんに「もうやめなさい」と言われてほっとしてしまったくらいには。
子供が欲しくないんじゃなくて、子供を得るために体を壊すとわかってることを続けるのは違うと思うから。
そのあたり、旦那様と意見が合わないから困ってます。
……そういえば、1ヶ月前に打った点滴の針のあとも治らなくなってしまいました。
ここ2年くらい、できた傷が全く治らなくて傷が増える一方。そしたら、それがホルモン剤の副作用であると、昨日、内科の先生が教えてくれました。
女性ホルモンを使うと皮膚が弱くなる、と。
私の体はことごとくホルモン剤と相性悪いらしいです……~(-゛-;)~
でも、今週期から使うことをやめたので、体中の傷が治ってくれると嬉しい。
さて、こんな生活や体調はいつまで続くのかな? この体はいつまでもつのかな?
お医者さんは命に関わる状況にならないとストップは出せないんです。
だから、いつも言われる。
「ダメとは言えないし、やめなさいとも言えないんだ。希望がある限り、医者はそれを口にしちゃいけない立場にあるから。だから、何かあったときにはフォローできる体制でいる、としか言えなくてごめんなさいね」
と。
先生が言ってることはもっともだ。それが正しいと思うし、私の大好きな先生の考え方。
でも、そこまでやるのってどうなのかな? とは思う。
自分で不調を感じていて、体の限界も薄々感じていて――。
……自分の体を守るのは最終的には自分なのだと思う。自分本位とか、自分が一番かわいいんだろ、と言われても。
私は自分の体と引き換えにまでして子供を欲しいとは思わない。
実は……お母さんが私を妊娠した時、切迫流産のかなりひどい状況で、
「この子は諦めなさい」
と、お医者様に言われたそう。
それでもお母さんは私の命を守ってくれた。
“出産”ってどんなに健康な人であったとしても、やっぱり命がけなんだと思うのです。
そうやって守られた命だから……新たな命が誕生しておらず、ただ切に望んでいる今ならば、私は私の命や体を守らないといけないと思う。
もし、おなかに子供がいるなら、“母体優先”と言われても子供を優先したくなる、守りたくなるのかもしれない。でも、少なくても今はこの体には私の命しかないのだから、それを犠牲にして新しい命の誕生を望むのは何か違うと思う。
考え方は人それぞれ。……でも、こういう部分の考え方が夫婦で違うとちょっときついですね。
不妊治療を始めたのは約2年前。人工授精を開始したのが去年の夏。
中学生の頃から健康や命に関しては色々と考えてきたけれど、不妊治療を始めて、初めて自分の命の重みを知った気がします。
“子供産んだら親のありがたみがわかる”って言葉、今ならわかる。
両親に、お母さんに心から感謝できた。
いつか、言葉にして伝えないとね。ちゃんと、「産んでくれてありがとう。守ってくれてありがとう」って――。
こんな状況だったので、気持ち的に今の翠葉さんと向き合うのはかなりきつくてですね……。
【光のもとで】は内容が内容なので、不安定な自分に左右されない状況で書きたいなと思っていて、だから余計に更新ができないことになっていたのですが……。
友達に吐き出したり、こうやってここに吐き出したり。あちこちで少しずつ毒出しして、大分自分の考えをまとめられたかな?
メンタル面は少しずつ浮上してきてると思います。
同じ話を何度も繰り返しして、その度に今ある自分の状況や自分の気持ちをトレースして認識して整理して。そうやって抜け出すことに必死になってました。
それが今の葉野です。
急遽、かのこ様や羽桜様のイラスト部屋を作ったり、写真投稿ガシガシしていたり……というのは、恒例の現実逃避でした(^^;;
でも、読者様に喜んでいただけたようなのでよかったです*
人生なかなかうまくいかないものです。
それでも、どうにか前に進もうと思うんだよね。少しずつでもいいから。一歩に満たない半歩でも、もっと小さな1ミリでもいいから。
時間は右回りにしか進んでくれなくて、決して左周りには進んでくれないから。
自分自身も秒針のごとく、最小単位ずつでいいから前に進めたらいいな、と思います。
それが、諦めるという判断でも、続けるという判断でも。色んなことを白紙にするという判断でも。
思い描いていた未来を白紙にしたとしても、歩いてきた道にはきちんと足跡が残ってる。自分が頑張ってきた軸跡は残る。
どんなに辛いことでも、それが実らなかったとしても、やってきたことは無駄にはならない。そう信じて前に進みたいです。
By 葉野りるは