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葉野りるは

Author:葉野りるは

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追い詰める司の心情その他(追記あり)

まずは、翠葉さんを追い詰めようと思った司の心情から。





 なんとなく気づいてはいた……。
 やっとわかった……。
 今まで何度となくやってきたことなのに、なんで気づかなかったのか――。
 翠を望むなら、翠を得ようとするなら、そのために必要なことはただひとつ。
 翠を全力で突き放さす必要がある。
「なんで――なんでこんな面倒くさい人間なんだか……。こんな……したくもない回り道をさせる……」
 それでも俺は突き放す。
 容赦なく。これ以上ないまでに。
 得るために、翠を突き放す。
 そうしないと得られないから――。





実際はと言うと、秋斗さんの行動に頭の容量持っていかれていて、翠葉さんを追い詰めるっていうのがメインではなくなってしまったがゆえに使えなくなったもの。
どこかに入れたかったんですけどね。
入れられなかったんです。
結局、やってることは変わらないんですけども……。


お次は、翠葉さん尾行話。
当初の予定では、司に突き放された翠葉さんはひとり病院を抜け出して空港まで行く、という設定だったのです。
でも、大きな手術をしたあとだし、どうやっても警護についてる人たちを振り切れるわけもないし、と非現実的であることが発覚し、路線を泣く泣く変えたしだい……(苦笑)
(だから、上の司の追い詰めると決めた部分が書けなくなった、というのもあるのです(〒_〒)ウウウ )

お話しは翠葉さんが病院を抜け出し、タクシーを使って駅まで行き、始発電車を乗りついでリムジンバスに乗る直前に黒塗りの車に連れ去られたところからです。





「っ!?」
 車はするりと走り出し小さくなっていく。携帯を取り出し、自分付きの護衛に連絡を入れようしたとき、見知らぬ車が自分の脇に停まった。
 す、と窓が下がり、見知った顔がにこりと笑む。
「お車、ご入用ですか?」
 支倉と名乗る男だった。
 すぐ助手席に乗り込みドアを閉める。
「では、ドライブと参りましょう」
 こんな状況で何を暢気に――。
 そこまで思ってはっとする。
「なんで支倉さんがここに?」
 支倉は相変わらずしまりのない顔で、
「いやですねぇ……。司様や秋斗様のすることをボスがご存知ないわけがないじゃないですか」
「……秋兄は知らない」
「関係ありませんよ。ボスの可愛いヒヨコさんたちは常に見られてますから」
 これ以上無駄な会話はしたくない。
「前の車、追跡はできるんだろうな」
 訊くと、
「その必要はありません」
「っ!?」
「そう焦らずに」
 あくまでものんびりとした口調で話す。
「さっきの車のナンバーは覚えておいでですよね?」
 覚えたてのナンバーを答えると、
「それは本家の雅嬢専用車のナンバーです」
 言われて驚く。
「彼女が向かうのは秋斗様がいらっしゃる空港です」
「知っていることがあるなら全部話せっ」
 イラつきを抑えずに言うと、ブルブルと震えて見せた。あくまで安定した運転をしながら……。
「雅嬢も見ていられなかったのでしょう。電車の乗り換えにおろおろし、バス乗り場で苦戦している彼女が」
 ……雅さんも今日の翠を尾行していた?
「今日のことはごく僅かな人間しか知らないはずだ……」
 僅かな人間のうちには秋兄は含まれていない。翠の警護班は動かしているものの、それすら秋兄には伏せてもらっている。
「ボスですよ。ボスが雅嬢に話しました」
「っ!?」
「……詳しくは申せませんが、雅嬢はどうやらあのお姫様に救われたそうです。ですから、今回のこともボスから聞いて何かしたくなったのかもしれません」
「言ってる意味がわからない。雅さんにとって翠は嫉妬の対象になりこそ、翠に救われたなんてあり得ない」
「それがあるのだから世の中不思議ですよね~」
「あるわけない。翠と雅さんが接触したのは過去に一度だけだ」
 越谷の件は、まるで関係ないとは言い切れないが、それでも翠とは接触などしていない。
「そのあたりは今度ご本人にうかがってみたらいかがですか? あ、追いつきましたね。ほら、あの車空港へ向かっているでしょう?」
 翠を連れ去った車は確かに空港へ向う方へと指示器を出し、滑らかな運転で分岐を左に行った。
「シャトルバスに乗るよりもベンツのほうが乗り心地も良いでしょうし。お姫様にとっても良かったのではないですか? バスでは風邪をもらうんじゃないか、知らない人間に声かけられたりと、司様も心配が絶えないでしょう?」
 どこか楽しげに笑いながら言われる。
「…………雅さんが敵意を持って翠に近づいてるわけじゃないなら、いい」

 空港に着くと翠は車から降り走り出した。
「さ、ここからは司様の出番ですよ。いってらっしゃいませ」
 最後の言葉を聞き終える前にドアを閉め走り出す。
 雅さんの乗る車の脇を通ったとき、雅さんと目が合った。
 ツン、とすぐに視線を逸らされたが印象が悪いわけではない。"キツイ"イメージはそのまま。しかし、悪意は感じなかった。
 何より、翠をここまで連れて来たことがそれを証明している。
 俺は意識を翠に戻し、白いコートを着た後姿を追った。





雅嬢をもう一度出したかったのですが、お話しのルートが変わったら出せないことに……。
でも、実は雅嬢、とても近いところにいます。
Season2に出てくるかもしれませんが、秋斗さんが立ち上げた会社の一社員です。
えぇ、実はとても優秀な方なので、そして即戦力になるほど語学にも長けており、心理学のほか、経営学もかじっているような人なので、海外拠点の責任者に抜擢されています。
それは国内では実家との折り合いが悪いのを考慮して、というもの。
海外には、彼女が初等部にいたころの保健医が在住していて、その人のもとで生活を再スタートさせる、という設定なのです。
(その保健医さんだけが雅嬢の心の傷を知っていた、という設定です)


あと、翠葉さんがひとりで動くと決まったときに司がとった行動のひとつ。
これを入れたいなぁ……、そしたらこれを(↑上の支倉さんとの会話)書き直さなくちゃいけないなぁ、と思っていた内容。
司×静さんのお話です。




「静さん、ゼロ課の人間はまだ翠についてますよね」
「あぁ……今度は何をするつもりだ?」
「とくには何も……。ただ、自由にするだけです」
「ほぉ……。それもかなりの力技で自由にするつもりか」
「……相手が翠なので」
「それの意味するところは?」
「……優しくするだけじゃなまぬるい。そんなんじゃあいつは動かない」
「……だから、追い詰める――か」
「…………」
「私としては親友夫婦の娘さんには優しくありたいんだがな」
「それはそちらの事情でしょう。こちらにはこちらの事情があります」
「察するよ。何せ、碧と零樹の娘だからね。差しあたって何をすればいいのかな?」
「ゼロ課だけで警護は不十分ですよね?」
「あぁ……そういうことか。警備を動かしたいんだな?」
「はい。秋兄に悟られず……」
「しかし、そこは私の管轄ではないし、秋斗に気づかれずに動かすのはかなり難しいと思うんだが……」
「だから静さんの権限が欲しい」
「……なんだ、すでに手配済みなのか?」
「唯さんの協力なしには無理でしょう? けれど、唯さんが犯罪を犯さず自由に動くには秋兄より力のある人間からの命令なり指示が必要になります」
「わかった。許可しよう」
「ありがとうございます」
「ただし――」
「心配なさらず……。翠の体はまだ万全じゃない。でも、こっちも強硬手段に出るからにはバックアップ体制は整えています。姉さんから聞いてませんか?」
「……聞いてないな」
「姉さんをはじめ、病院側を巻き込んでいます」
「なるほど。そこらへんは手抜かりなくということか」
「……自分だって、翠を危険に晒したいわけでも危険を冒したいわけでも苦しい思いをさせたいわけでもない」
「わかった。やりたいようにやれ」
「ありがとうございます」





本当はゼロ課を出したかったんです(苦笑)
でも、お話しのルート変わっちゃったから出せなかった(苦笑)
こうやって要所要所に置いておいたポイントを軒並みスルーされた件。
いつだって作者形無しです……orz
どんなに誘導をがんばってみてもそっぽ向かれてばかり。
悲しい……(〒_〒)ウウウ

それでですね、走りに走ってすっごく体調が悪い状態の翠葉さんが空港で秋斗さんを見つけ、秋斗さんに答えを言うわけです。
秋斗さんのことを好きだったけど、今は司が好きです、って。
その直後に倒れるわけですが、背後から現れた司が、




「やっと選んだ――バカだな。最初からこうすれば良かったものを……。翠がどっちを選んでも漏れなくもうひとりくっついてくるんだ。どっちかを失うことなんてあり得ない。俺たちのつながりを誰よりも知ってるくせに……。早く気づけよ……」




と、ボソリと呟くシーンなどがあったのですが(〒_〒)ウウウ
えぇ、ことごとくボツですよ、ボーツー(苦笑)

そのあと、ヘリで病院まで運ばれるのは同じなのですが、ICUで目が覚めたときのお話もボツ話としてご用意してあります(ただ単に本採用されなかったから“ボツ”という名のお話になってしまっただけ……)





 目が覚めると秋斗さんがいた。そして、ツカサがいた。
「おはよう」
 ふたり口々に言う。
 私が何か話さなくちゃと思って口を開けると、ツカサに水差しを突っ込まれた。
「翠の話しは後。とりあえず診察が先だから」
 ナースコールはすでに秋斗さんが押していた。
 湊先生の診察が済むと、再びふたりがベッド脇にやってくる。
 再度、私が口を開こうとしても、やっぱりツカサに遮られた。
「この人、とっととアメリカに行かせなくちゃいけないから、優先順位的にこっちが先」
 秋斗さんは苦笑する。
「ごめんね。親御さんより先に俺たちいれてもらっちゃてるから」
 そう言われてみれば……と思いながら、秋斗さんに視線を戻す。
「俺、会社を立ち上げたんだ」
「え……?」
「翠葉ちゃんに作ったようなモバイル医療機器専門のね。湊ちゃんたち現場の声を聞きながらあったら便利なものを作る会社」
 いきなりすぎてなんの話をされてるのかに戸惑った。
「話を戻すね。翠葉ちゃん、今は司を好きでいいよ。両想いならふたり付き合えばいいと思う。でも、俺は翠葉ちゃんが誰を好きでもかまわずに君が好きだから」
「っ…………」
「うざったい? 重い?」
 訊きながら笑う。
「でも、そのくらいは勘弁してほしいな。それに――またいつ心変わりするかわからないでしょ?」
 ドキっとした。
「翠葉ちゃんは俺を好きだったのに、記憶が戻った時に司が好きで……そのことにひどく心を痛めたんでしょう? でも、俺はそんなの気にしないから……。願わくば、また心変わりして俺を好きになってもらえないかと期待する」
「図々しい……」
 ツカサが零す。けれど、
「お前だって俺の立場だったら同じこと思うだろ?」
「……だろうね。実際、秋兄じゃなくて俺を好きになればいいと思ってずっと待ってたわけだし」
 しれっと答えて、缶コーヒーに口をつけた。
「そういう相手だから気にする必要ないよ。それに、翠葉ちゃんはまだ進路悩んでるんでしょ? うちの会社に就職しない? 俺にはそういう道も提示してあげられるんだけど? あ、別にツカサと付き合っててもかまわないよ?」 
 急すぎる話にびっくりしすぎて頭がついていかない。
「ま、つまり……君が誰を選ぼうと、俺は君を諦めるつもりはないし、いつだってこうやって会いに来る。でも、今はちょっとアメリカに行かなきゃだから、先に話をさせてもらったんだ。この会話の続きは電話でもいいし、帰国してからでもいいよ」
「でもっ……秋斗さんしばらく帰ってこないんじゃ――」
「……あぁ、そうだった。そこの嘘つき小僧がそんなこと言ってたんだっけ?」
 くすくすと笑いながらツカサを見る。
「それは嘘だよ。君を動かすためのね。仕事の都合で一ヶ月くらい不在だけど、四月前には帰ってくる予定だから」




と、こうなるはずだったんですが……。
空港で倒れるところは同じですが、唯ちゃんと司が「社会人放棄すんな」と申すもので、秋斗さんは泣く泣く渡米することになりましたとさ……。

そんなわけで怒涛のボツ話でした(何



【追記】

古いファイルを漁ってたらずっと探していたボツ話が出てきました(をぃ
唯ちゃん×司のお話しです。
時系列で言うなら、翠葉さんが司に突き放されて、病室で必死に空港までのルートを検索しているあたりの裏話。






「唯さんなら翠がどのルートを探索したのか追えますよね?」
「……そういうとこ、ホント秋斗さんとそっくりだよね? 司っち」
「なんとでも……秋兄が俺の人格形成に関わってることには変わりありませんから」
 ほんっとにかわいくないというか、秋斗さんの高校時代はこの素地にオールマイティーな笑みとを八方美人を持たせただけの差かもしれない。
「追えるよ、追える。そんなの朝飯前」
 タンっとエンターキーを押してその画面を彼に見せる。
 何通りか出てきたけど、たぶんこれ……。
「どれだと思う?」
 訊けば彼も同じ答えを提示した。
「翠は電車やバス、公共の乗り物に慣れてない。だから、極力乗り換えの少ないこのルートでしょうね」
 それは病院からバス、もしくはタクシーで藤倉の駅まで出て、電車に乗り空港直通のバスがある駅で降りる、というルートだった。
「空港直通のバスなら屋内だし移動は全てバスがしてくれる」
 バス電車バス……。それか、タクシー電車バス。
 早朝に抜け出すことを考えるとタクシーを呼ぶのは難しいだろう。病院側が警戒することくらいリィだって考えるはずだ。だとすると――。
「バスですね」
「バスだね」
 顔を見合わせて少し意外そうな顔をした。
「リィが考えてることなんてお見通しってわけか」
 俺がそういうと、
「なんでもっていうわけじゃないです」
 と、無表情で答える。
 司っちがリィの病院脱走計画を持ちかけてきて以来、彼はほとんんど表情を変えない。無表情を守り通している。
「もう一度聞いていい?」
「何をですか」
「どうして行かせるの? このままいたら司っち有利じゃん。なんでわざわざ?」
「自分のためですよ。……先日は翠のためとか言いましたけど」
「どうして君のためになるの?」
「後味が悪くなるのが嫌なだけです。それから……譲られるのも癪でしかない」
 後味と譲られる……か。
「譲るんじゃなくてただ逃げただけだったらどうする?」
「そんなの、捕獲するに決まってるじゃないですか」
 あまりにも当然と言ったように口にするからおかしかった。
「全然違うのに、すごい根っこが似てるね?」
 彼は表情も変えず、
「以前なら反論したでしょうけど……。もう、それについて反論するつもりはありません。俺が秋兄に影響を受けてここまできたのは事実ですから」
 と、答えた。
 まるで、自分と秋斗さんが同じ人を好きになるのも必然だったとでも言うように。
「ねぇ、偶然と必然だったらどっちを信じる?」
「二分の一の確率なら、俺は必然を信じます」
「……ありがとう」
「なんでお礼を言われてるのかわかりかねるのですが……」
「偶然でなんかあってほしくないことってあるでしょ?」
「………………」
「俺さ、血のつながった妹を好きだった。妹も俺を好きだった。でも、妹は長く生きられる体じゃなかった。もし兄妹として一緒にいなかったら、知り合うより前に芹は死んでたかもしれない。短い人生だからこそ、兄妹として生まれて一緒に過ごす時間を誰よりも多く持つことができた」
 ずっと思ってたんだ。
 どうして兄妹なんだって――ずっとずっと思ってきたんだ。
 でも、もしそれが必然ならって考えると、今みたいな答えが出る。
「好きな人が妹だった理由はそういう必然性があったから――そう思うと自分が救われる。だから、ありがとう」
「……俺は何もしてない。それは唯さんが自分で考えて導き出した答えでしょう」
「それでも必然を指示してくれる人間は二分の一の確率だからね」
 そう言って笑うと、彼は無表情を崩し、
「それは、そうですね……」
 と、ほんの少し笑みを見せた。
 作られた笑顔じゃなくて、普通に笑った。





こんなお話しもあったんだよー。
実は空港から帰ってくるところに後半部分のおはなしを入れたかったのですが、この下書きがどこにあるのか見つけられなくて、同じものが書けないのが嫌でスルーした件……。
後日、司サイドにこそっと加筆しておこうかな……。
またファイルがどこかにいっちゃいそうなので、一応ここにボツ話としてあげておく(駄


最終章 席次表の真意 湊×静

プラネットパレスでの晩餐会。
そこでは藤宮の人間に挟まれる形で御園生家が座っていましたよね。
末席があるかないか、の話はゲストルームに戻ってから御園生家が家族団らんで話していたのですが、その席次を決める際に静さんと湊先生が話していた会話です。





「御園生家ってこういう宿命なのかしら?」
「くっ、今さらだろう?」
「今さらって言われたら今さらなんだけど……。でも、ものの見事に囲まれてるわよ?」
「プラネットだからな。最初から末席など存在しない。あるのは、招かれた客によるサークル……つまり、"縁"のみだ」
 私は思わず目の前に座る男をまじまじと見つめる。
「なんだ?」
「いや……ずいぶんときれいにまとめるから頷きそうになったのよ」
「間違ってはいないさ。これを作った人間の受け売りだからな」
「は?」
「ここを作った人間がうるさいくらいに丸は円で縁なんだって言ってた。作った本人が席次の意味、必然に気付かなかったら笑ってやろうと思ってる」
「やだ……静にも普通の友達がいたのね? ずいぶん奇特だけど――」
「くっ……その奇特なのも御園生が引き受けてくれている」
 言われて今度はすんなり納得してしまった。





きっとベッドに寝転がりながら湊先生が席次表を眺めていて、それを楽しそうに静さんがくつくつと笑っていたんだろうなぁ……というお話し。
前後にお話しの肉付けができなかったので、一部の会話のみ。
そりゃボツ話になるわけです(^^;;



色々お知らせ、ごちゃまぜ日記

久しぶりの日記です(^^;
おかしいな、できれば毎日一文でも書きたいとか、ここにお引越ししたときに言ってたはずなのに……。
私の決意はお豆腐よりも柔らかいんです(何


えぇと……まずは【七夕の出逢い】かな。
丸一年ぶりの更新となりました(・_・;
思ったのですが、毎年夏に更新してます。
なので、これからは毎年七夕シーズンから8月くらいに番外編SSの更新をしようかな? なんて目論み中。
誰か、毎年6月くらいに「りるさん、七夕がそこまで来てますよっ!」と優しくそっと囁いてくださる方募集中(何

今回は、ずっと「書きます書きます」と言い続けていたおはなしを更新しました。
前回の涼さん視点の【過去】につながる【彼の故郷】ですね。
【過去】は涼さんの設定を出したいがために書いたおはなしだったのですが(彼の生い立ちから彼が婿入りすることになった理由)、書いたはいいけどかなり暗いお話になってしまって、かのこ様のイラストを添えて華やかさ演出してみましたが、それでもどこか座りが悪くて気になって……。
で、真白さん視点を書こうと思ったしだいです。

お墓参りに行かせることも取り壊した家の跡地を見に行くことも、施設の園長先生に会いに行くこともすべて去年のうちに決まっていて、本当に書くだけだったんです。
そんなこんなで、【彼の故郷】全2話を更新。

次に更新したのは涼さん視点の【小さなプレゼント】。
これはお友達モノカキさんから企画に誘っていただいて書いたお話。
「小説家になろう」さんで、“皆で初恋ショコラ”というタグを検索すると、その企画に参加した人たちのおはなしが読めます。
葉野は「真白さん×涼さん」の短編で参戦したのですが、あとから「嵐子ちゃん×優太」や「久先輩×茜先輩」などなど、書きたい人いっぱいいるじゃないっ><。 な状況に(苦笑)
藤宮の購買や学食で購入できたらどれほど楽しいことか……と今になってギリギリ奥歯を噛みしめているのですが……(苦笑)
こちらの企画、10月30日までなので、【光のもとで SeasonⅠ】の番外編が【初めてのバレンタイン】なので、少し絡めようかな……? と思っています。
できたら……なのですが(苦笑)
考えているプロットがあるので、それを阻害しない程度に盛り込めたらいいなぁ……と。

楽しみにお待ちいただけたら幸いです^^


お次は【Twins~恋愛奮闘記~】!
こちらは申し訳ないくらいに、更新が一年以上久しぶりだったという……(苦笑)
自分への戒めで、ずっとWhat's Newの下の欄に表示させたままにしてたんですけども、一年と三ヶ月くらい久しぶりの更新でした。
木崎くんごめん、ほんっとにごめんっ!
でもって、全然救われないおはなしでごめん(苦笑)
タロちゃんと聖との絡みばかりで、全然柊と絡ませられなくてごめん(苦笑)
なんていうかですね、次のネクストシーズンにつなげるために、どうしても木崎くん視点は書いておきたかったんです。
そんな作者的都合で引張り出された木崎くんはもはや被害者以外の何者でもなく……(苦笑)
ひたすらに、 ご め ん な さ い です。
明日の05話でラストになります!
どうか、木崎くんとタロちゃんをかわいがってやってください♪


で、です。
【Twins】が終わったら、さっきちょろっと話した【光のもとで】の番外編に取り掛かろうと思っています。
間に仕事を挟みながらなので、どこかのタイミングでインターバル置くことになってしまうかもしれないのですが、更新を始めたら、なるべくコンスタントに更新できるよう努力します。
ちょっと前までみたいな間が一週間とか二週間とか、下手したら一ヶ月もあいちゃうような不定期更新は避けようと思います。
それも体調によりけりなのですが、今のところなんとかなりそうな感じなので……。
がんばるしだいっ!


9月は仕事しつつ、改稿作業しつつ、番外編を更新しつつ、な感じになるかと思います。
番外編が終われば、改稿作業とSeasonⅡの下書きになるのですが、SeasonⅡの更新頻度をどうしようかな? と考えているところです。
改稿作業を始めてしまったら、今【光のもとで】が置いてあるブログスペースはパスワード制にしてしまうため、なるべく早く改稿作業を済ませたいんですよね。
しかし、改稿作業する分量が半端なくてですね……orz
とりあえず、重きは改稿作業に置くことになりそうです。
そうすると週一くらいのペースになっちゃうのかなぁ……と。
葉野は非常に頭の切り替えが下手なので、週一だと自分のモチベーションが維持できない気がして、どうしようかな……と(苦笑)
下書きでまとまった分量を書いてから更新をコンスタントにするか……。
まだしばらく悩むことにします(悩める期間は一ヶ月ほど)


それとですね、【光のもとで】を改稿する際、自サイトにアップするのはもちろんのことなのですが、そのほか、【ベリーズカフェ】さんと【小説家になろう】さんにもアップします。
本当はもう一ヶ所、今のとは別にFC2ブログにアップしようと思っていたのですが、小説家になろうさんにアップするのならスマホや携帯の対応ができるのだから事足りるのでは? という現実に気づき……。
ただ、FC2のようなカテゴリーわけができないことから、章ごとにわけてアップする必要がありそうです。
ほか、BGMなども流せないので、BGMや挿絵を挟むお話には一番下に「本館にて挿絵、BGMあり」と記載いたします。


それと、【ベリーズカフェ】さんの機能を少しご紹介。
機能というか、こういうものがあるんですよ、というおはなしかな……?
【光のもとで】を書き始めてからというものの、嬉しいことに何人もの読者様に「書籍化される予定はないのですか?」と訊かれてきたのですが、残念ながら今のところそういった予定はなくて……。
「自費出版なさるなら買いますっ!」とまでおっしゃっていただけたのですが、何分、長いお話なもので、自費出版するにしても一冊が非常に高くなってしまうのですよ。
そんなわけで、他力本願の葉野は【ベリーズカフェ】さんに投稿することにしました。
何ってですね、【ベリーズカフェ】さんは【書籍化リクエストをする】という素敵ボタンがあるのですよ。

こんなふうに表示されます。

shosekika

何人の方がクリックしてくださるかはわかりません。
ですが、葉野に直談判するよりはよっぽど現実的なので、こちらに投稿することを決めました。
【七夕の出逢い】や【短編集】は改行しまくって500文字前後で一話投稿しているのですが、【光のもとで】は自サイト、小説家になろうサイトと同じ形で投稿していきます。
つまり、一話が4000文字前後というお話の長さで改行がほとんどない形態です。
そうすると、読みやすさの違いや手間が変わらない状態でお話を読めますので、少しでも書籍化を希望していただけるのでしたら、【ベリーズカフェ】さんでもお読みいただけますようお願い申し上げますm(_ _"m)ペコリ

ただし、こちらではかのこ様のイラストが見れませんので、イラストや音楽が入る場所にはかならず「自サイトにて挿絵、BGMあり」のアナウンスを最後に追記させていただきます。

因みに、こちらには【ファン登録】なるものもございまして、葉野からのメールが不定期で届きます。
あまり有効な情報は流せそうにないのですが、徒然日記よりはがんばろうと思います(色々とダメな気が……
よろしければファン登録していただけると、葉野が喜びます(喜びはがんばりに直結します


久しぶりに長い日記……。
最後までお読みくださりありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ


祝・光のもとで完結!

【光のもとで】最終章イラスト見たい場所リクエスト受付中(9月末まで)! → 

【光のもとで】登場人物人気投票開催中(8月末まで)!  → 
(投票結果の公開を始めました)



2009年04月25日から書き始めた【光のもとで】が昨夜ようやく完結いたしました。
初期読者様には4年間もお付き合いいただいたことになります。
途中から読み始めてくださった方も、不定期更新が多い時期もありましたが、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ
葉野、感無量ですっ(TT▽TT)ダァー

みなさんに共通するご感想としましては、

「最初は恋愛には程遠いなと思いました」
「一歩一歩進む翠葉さんを微笑ましい気持ちで見守っていました」
「能面だった司がしだいに表情が豊かになっていく様が良かったです」
「途中、秋斗さんの行動には引きましたが、最後は秋斗さんらしさを取り戻せて、落ち着いて見てられました」
「自分には無理だなって思うけど、同じ親として、碧さんや零樹さんのようになれたらいいなと思います」
「それぞれのキャラにそれぞれの思いがあるのだと知ることができて嬉しかったです」
「悪役にも、何かしら深い事情があることや、悪役であっても最後には救いがあるところが嬉しかったです」
「途中から秋斗さんが嫌いになってしまったのですが、最終章で好きになりました」
「何よりも、人のことばかり考えていて自分の幸せを一番に考えられなかった翠葉さんが、最後には司に好きと言えたことがとても嬉しかったです」

これらの感想は多々いただきました。
もうなんていうか……。
お話なのですが、お話を通してわが子のように、また友達のようにキャラたちのことを見守っていただけたことが何よりも嬉しいです。

葉野に対していただいたお言葉は、
「葉野さんのお話の広げ方が大好きです」
「キャラひとりひとりのサイドストーリーがあって、このシーンの裏ではこんなことがあったんだ、と知ればしるほどに話に深みがでて得した気分でした」
「サイドストーリーがあるからこそ、キャラひとりひとりにブレがなくて、こういうことがあったらこの子はこう思うんだろうな、こう動くのだろうな、という予測ができるのも楽しかったです」
というお言葉をたくさん頂戴いたしました。

ものすごく長くて、途中なんどもくじけそうになったのですが、それでも完結を迎えることができたのは、一重に読者様の支えあってこそです。
本当にありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ

このあとなのですが、まず「Twins」の改稿作業を済ませてしまいます。
(今日、「七夕の出逢い」の改稿作業を終えました)
改稿作業と申しましても、自分の中で決めた「この漢字はひらがに開く」などで、あとは行間をつめるなどの作業ですので、お話は一切代わりません。
そのあと、「七夕の出逢い」番外編【過去】の真白さんサイド、「Twins」の番外編【もうひとつの片思い】木崎くんサイド、を終わらせる予定です。
そうしたら、また一度「光のもとで」に戻る予定です。
もしかしたら、その前に、翠葉さんの中学の同級生、鎌田くんの片恋話を挟むかもしれません。
なんにせよ、それらが終わり次第、「光のもとで」に一度戻り、番外編【初めてのバレンタイン】を書く予定でいます。

そしてご報告なのですが、改稿作業を始める際に、現在の「光のもとで」が掲載されているFC2ブログをパスワード制にしてしまいます。
すでに完結までお読みの方にはパスワードをお教えいたしますが、未読の方には改稿版をお読みいただきたく存じます。
パスワードはいたって簡単!

【hikarinomotode】

です(笑)
そして、改稿したものは、FC2ブログ、小説家になろう、自サイト、ベリーズカフェの4箇所に掲載する予定です。
小説家になろう、ベリーズカフェ様では性的な表現の規制がかなり厳しいとお話をうかがっておりますので、どうしてもここは外せないという場所は自サイト、FC2ブログに載せる予定で、前者2つはサラっと流す程度になりそうです。
そして、今まではアルファポリスのお祭りに参加したことなかったのですが、「光のもとで」の改稿版は参加してみようと思っています。
その際にはクリックでポイントを加算していただけると幸いですm(_ _"m)ペコリ
ベリーズカフェさんにも、そのようなシステムがあり、人気投票などで上位にいくと書籍出版の話もあるようです。
無理だろうな……とは思いつつも、チャレンジしてみますので、応援していただけたら幸いです。


何にせよっ!
じれったい翠葉さんの恋に最後までお付き合いくださいありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ

今後もどうぞよろしくお願いいたします!

ちょろりと作曲活動のほうのご報告も……。
今はまだ表立って言えないのですが、秋頃にもしかしたらドドン! とびっくりなお知らせができるかもしれません。
まだ仮定なのでなんとも言えないのですが、そのときには一緒に喜んでいただけると嬉しいです*

さ、これからも執筆に作曲にがんばります!

まだまだ暑い日が続きますので、皆様、くれぐれもご自愛くださいませ*



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