おはようございます♡
昨日一昨日と「予想外のプロポーズ」のボツ話を投下させていただいたのですが、中途半端なお話だからあまり楽しんではいただけないかな、と思っていたら、思いのほかお楽しみいただけたようでよかったです♪
読んでおわかりいただけるかと思うのですが、それはそれはもう、最初は一本のお話として仕立てるつもり満々で書き始めてたんですよね(^^;;
でも、どうしても蒼樹と桃華さんがふたりきりでお話してるときの話題が思いつかなくて詰まりに詰まってやめちゃったのですが……。
その部分克服しないと、いつまでたってもこの子たちのお話を書いてあげられそうにないので、いつかは克服したいしだいです。
さて、昨日から蒼樹、唯ちゃん、翠葉さんのお誕生日三連発が始まりました。
本当はこの時期に合わせて次のお話を公開したかったのですが、さすがに5月中には間に合わなかったので、6月1日から新連載を始めようと目論んでいます♡
今のところ翠葉さんサイド全4話の予定なのですが、トライしてみて書けるようなら司サイドも追加しようと思っています。
似たようなお話だから両者サイド必要ないとか、もっと違うの読みたいとか言われたことがあって、最近は両者視点のお話を控えるようにしていたのだけど、意外と需要があることに気づきました。
こういうの、ツイッターで「読みたい!」と仰っていただけるの、本当に嬉しい。
それに考えてみたら、読みたくない人は読まなければいい話で、私が対処しなくてもいい問題でしたね。
どうしても読者様の反応が気になってあわあわしてしまうのだけど、求めてくれる人に応えていけばいいのだな、と少し思い直しました。
なので、そういうお声はお聞かせいただけたら幸いです♡
そして今回のタイトルなのですが、「私の過保護な婚約者」に決まりました。
時期的には「夏の思い出」の「後日談」でして、そのまま「後日談」とつける予定でいたのですが、あまりにもアレだな、と思いまして……(^^;;
今回のお話は、具合の悪い翠葉さんを司が追い詰めて白状させるというお話なんですけども、そのあたりを加味して、「私の婚約者」にしようとしたところ、読者様から、「私の過保護な婚約者」はいかがですか、と案をいただき、それに便乗したしだいです(笑)
本当、タイトルつけるの苦手なんです(^^;;
なのでこれからは、連載始める前にざっくりとしたあらすじを話して、ツイッターの裏アカでタイトル募集をするかもしれません。
ので、その際にはあれこれ考えて案を出していただけると幸いですm(_ _"m)ペコリ
ここのところ、暑い日が続くからか、貧血づいていたのですが、それが少し落ち着いてきました。
今年は去年以上に暑くなるというのだから、今から夏が恐怖でしかありません(-"-;)
でも、最近少しいいことが!!!
葉野、筋金入りの不眠症なのですが、睡眠薬を飲んでいても夜中に2、3回起きるわ、夢を見るわであまりぐっすりと眠ることができなかったんですよね。
でもそれが、レストレッグス症候群と診断されてから、夜にそのお薬を飲んで寝るだけで翌朝までぐっすり!
びっくりしました。
中途覚醒しないから、しっかり寝た感あるし、翌朝の目覚めも良好!
睡眠大事!!!
スケジュールに問題がない日は夜10時には寝てしまうので、朝4時とか4時半に目覚めるような生活を最近しています(笑)
レストレッグス症候群の症状は数年前から出ていたのだけど、症状がひどくないからずっと放置していたんですよね。
それが先日ひどく悪化してしまって、日中の安静時にも症状が出るようになってしまったので、病院にかかったのですが、ちゃんと診てもらってお薬処方してもらってよかったです。
症状が必ず出るのが就寝時の安静時で、じっと横になってられなくて、常に足を小刻みに動かしている状態だったのですが、その症状がなくなっただけでこの快眠……(笑)
もっと早くに先生に相談するんだった……(笑)
何はともあれ、眠れるのすばらしいです!
体調面はもちろんのこと、精神面に多大な影響が(笑)
睡眠は侮れない……(笑)
そんなわけで、最近は夜寝るのが苦痛じゃなくなりました♡
ついでに姫の健康事情も書いておこうかな。
先週の水曜日に姫の左目が少し開きづらいのかな、という認識はあったのだけど、お顔が腫れているところまでは気づかなくて、様子をみていたんですよね。
そしたら、金曜日に旦那様が姫のお顔マッサージしたときに牙をむきまして……。
何事!? と思ったら、左側の頬が腫れてました。
触るだけで痛がるからすっ飛んで病院へ。
そしたら、歯槽膿漏で頬が腫れてしまっているとのことでした。
ひとまず、抗生物質を二週間飲んで様子見なんですが、お薬飲み終わって間おかずにまた腫れてしまったら、次はスケーリングの予約を取って、全身麻酔で抜歯しなくてはいけないそうです。
そうならないといいなぁ、と思いつつ、今は馬鹿でかいお薬を必死になって飲ませているしだい(^^;;
人間と同じで、年をとるとあちこちにトラブルが出てきますよね。
でもこの子が、最後を迎えるそのときまで、出来る限りのことをしてあげたいし、苦痛は取り除いていってあげたいな、と思います。
そんなこんなの近況報告でした!

【夏の思い出 蒼樹×桃華 02話 桃華視点】
八月に入ったある日、蒼樹さんはおば様を連れ立って私の家にやってきた。それは私の両親から旅行の許可を得るため。
でもまさか、おば様までいらっしゃるとは聞いていなかったので、私は少し面食らっていた。
同様に迎えに出てきていた母は、直前に蒼樹さんから連絡があって知っていたらしく、えらくご機嫌で自慢の庭を一望できる廊下を通り、父の待つ応接室へ案内する。
父はいつも、気難しそうな顔をしてばかりなのに、今日に限っては最初からにこやかで、一瞬どこの誰かと思ったくらい。
応接室に入ると、おば様は姿勢を正し、
「蒼樹の母、御園生碧と申します。息子が桃華さんとお付き合いを始めてから二年以上経ちますのに、今までご挨拶ひとつなくきてしまい申し訳ございません」
「いえいえ、立派な息子さんで、こちらこそいつも娘がお世話になっております。桃華の父の珠山です」
「妻の綾華です」
「ご丁寧にありがとうございます。これ、有田屋のお茶菓子です。お口に合うといいのですが……」
言いながら、おば様は手土産を差し出した。
そんな型どおりの挨拶の末席に着くと、おば様は世間話をするような要領で話し出す。
「今回お邪魔させていただきましたのは、一度ご挨拶をさせていただきたかったのもあるのですが、桃華さんを旅行へお誘いしたくて、なんです」
「旅行、ですか……?」
「えぇ。実はうちの子どもたちが、お盆明けに藤宮の別荘へ招かれることになりまして」
おば様はにっこりと笑い、父と母は愕然とした面持ちでその言葉の続きを待っている。そして私も、蒼樹さんから聞いていた内容とは違う話に目を瞬かせていた。
「秋斗くんに訊いてみたら、まだ人数を増やしても大丈夫とのことでしたので、よろしければ桃華さんもいかがかと思いまして。そのほうが、娘の翠葉も喜ぶと思うんです」
「ふふ」とかわいらしく微笑むおば様は、「策士」と言わざるを得ない。
もともとは、翠葉と藤宮司の旅行に成人の同行者を――という条件をおば様たちが提示したことにより、蒼樹さんたちが同行することになったはずだ。なのに、話の順序を見事に覆してきた。
これではまるで、「旅行へ行く」というよりは、藤宮の別荘へ招かれた体ではないか。そこへきて、私もどうですか、という話の持っていき方に感服しきり。
これは間違いなくおば様の案だろう。蒼樹さんならば、秋斗先生や藤宮とのつながりを前面に出した説明をしたにしても、ここまで大胆に話の根幹を組み替えるようなことはしない。
現に両親は、「藤宮」という言葉に踊らされ、反論の「は」の字も口にしない。
「とはいえ、大切なお嬢さんを男性を含む旅行へ同行させるのはご不安もおありでしょう? 私どももそのあたりに引っかかりを覚えていたのですが、雅さんがご一緒してくださることになりましたので、お父様やお母様におかれましてもご安心いただけるのではないかと思いまして」
「雅さんとはもしかして――」
「藤宮グループ次期会長の従妹、雅嬢のことですわ。今はFメディカルの海外支部責任者をされていらっしゃるのですが……ご存知ですか?」
おば様は品良く笑みを添える。
「もちろん存じておりますっ。そうですか……雅様もご一緒なら!」
「行き先は緑山の別荘です。あそこはいいところですよ。自然が豊かで、天候に恵まれれば天体観測も楽しめます」
「……と申しますと、御園生さんは藤宮の別荘へ行ったことがおありなんですか?」
母の質問におば様はにこりと微笑み、
「えぇ。次期会長の静とは古い付き合いですの。高校のときから、毎年のように各所の別荘へ招かれていましたわ」
「それはそれは――」
父も母もその先は言葉にできず絶句していたけれど、それでよかったと思う。ただ、言葉にせずとも父の顔には「羨ましい」という文字がべったりと貼り付いていて、同席している私は恥ずかしいことこの上ない。
しかし、おば様のおかげで、絶対に渋られる。もしくは反対されると思っていた旅行は、一度として反対されることなく許可が下りた。
待ちに待った八月二十日月曜日、晴れ――
朝は蒼樹さんが迎えに来てくれるというのを両親が頑なに固辞し、父自らが車を運転してウィステリアヴィレッジまで送ってくれた。そして、秋斗先生にくどいほどの挨拶をしてもまだ居座りそうだったから、早々に帰らせたわけだけど……。
父の車を見送って重いため息をつくと、
「簾条さんも大変だね」
秋斗先生に声をかけられ、思わず苦笑を返す。
「父がしつこくてすみません……」
「いや、ああいう人はどこにでもいるから慣れてるよ。それよりも、簾条さんのほうが大変なんじゃない?」
「え……?」
「簾条さんはああいうタイプじゃないでしょ? だから、ご両親と反りが合わなかったりするんじゃないかと思って」
「それはもう……」
「反りが合わない」なんて言葉じゃ言い表せない程度には相性が悪い。
「今回は、うちに都合がいいようにお話ししてくださり本当にありがとうございます」
「あぁ、俺が別荘へ招いたことになってるってやつ?」
「はい。そうじゃなかったら、きっと行かせてはもらえませんでした」
「そんなに気にしなくていいよ。もともとは碧さんの入れ知恵だしね」
そう言って秋斗先生は笑った。
「秋斗先輩、そろそろ出発です」
声の方へ視線を向けると、少し浮かない顔をした蒼樹さんが立っていた。
「蒼樹さん、どうかしました……?」
「いや……」
蒼樹さんは歯切れ悪く言葉を濁す。と、
「蒼樹は真面目だからね。きっと少し後ろめたいんだよ」
秋斗先生の言葉に首を傾げる。
「蒼樹ひとりだったなら、きっとご両親に嘘をつくことなく話したと思うよ」
言われて、あぁ、そういう意味か、と思う。
「もう、律儀ですねぇ……。結果的に状況が変わらなければなんの問題もありませんっ!」
そう言って、私は蒼樹さんの車の助手席に乗り込んだ。
【夏の思い出 蒼樹×桃華 03話 蒼樹視点】
桃華は気にしなくていいと言うけれど、結果桃華が旅行に参加できることになったとはいえ、俺は後ろめたさを拭えずにいた。
桃華との未来に「結婚」を考えるからこそ余計に、桃華の両親に嘘をつくようなことはしてはいけなかったのではないか、と思う。
旅行など、これからいくらでも一緒に行くことはできるだろう。ならば今回の旅行は諦めるべきだったのではないか、と――
「蒼樹さん」
助手席から桃華に声をかけられ、ちらりと桃華を見やる。と、桃華は真っ直ぐな視線を俺に向けていた。
「高校三年生の夏休みは一度きりです。だから私は、今回の旅行へ行けてとても嬉しいですよ?」
「親に嘘をついたとしても……?」
「はい。それにさっきも言いましたけど、事実と嘘が甚だしく異なるわけではないでしょう? これは嘘も方便という類だと思います」
本当はこんな言葉に救われちゃいけないんだけど――
「蒼樹さん、楽しみましょう? せっかくの旅行なんです。楽しまなくちゃ損ですよ!」
カラッとした桃華の声に、俺は気持ちを切り替えることにした。
緑山までは三時間かかるため、途中大きなサービスエリアで休憩を一回取ってから、各々のペースで目的地へ向かう。
司や秋斗先輩の運転する車の前後には黒塗りの車ががっちりついているわけだが、俺たちの車には護衛車はついていない。
その様を道路上で見ていると、なんだかとても奇妙な気分だった。
「藤宮ってあれが普通なんだよなぁ……」
「え? あぁ、警護のことです?」
「そう。秋斗先輩と学校外で会うようになったのもここ数年のことだから、こういうの目の当たりにするのはまだ慣れなくてさ」
「これからは翠葉もその対象に入るんですものね……」
「そうなんだよね」
「そのあたりの話を翠葉としたりはしないんですか?」
「そうだなぁ……。翠葉は自分が関わるって決めたことだから、って腹括ってる感じ。俺が思っていたよりもずっとしっかりしてるように見えた」
「ま、好きな人が一緒ですしね」
その言葉に桃華が何を言わんとするのかわかりかねてると、
「女の子は好きな人が一緒だったらどこまでも強くなれるものですよ」
そう言って笑った顔が眩しすぎて、ちょっと見惚れてしまった。
ボツ話はこれでラストです。
少しでもお楽しみいただけたなら幸いですm(_ _"m)ペコリ

「夏の思い出」の「蒼樹×桃華」をひとつの物語にしようとトライした残骸をば投下してまいろうと思います。
一話目は蒼樹視点のお話です。
二話目が桃華さん視点のお話。
で、三話目に蒼樹視点のお話を書きかけてやめちゃったんですよね。
今日は蒼樹視点のお話で、次は桃華さん視点と書きかけの蒼樹視点を一気に載せる予定です。
では、お楽しみください♡
【夏の思い出 蒼樹×桃華 01話 蒼樹視点】
夏の暑い日、風呂上りに冷たいものを飲む瞬間は格別だと思う。
炭酸水の刺激を喉に感じていると、リビングにいた母さんに声をかけられた。
「蒼樹、明日だったかしら?」
「何が?」
「桃華ちゃんのおうちにうかがうの」
「そうだけど?」
グラスを持ってビングへ向かうと、テーブルの上には手帳や複数のファイルが出ていた。
母さんはスケジュールを確認しながら、
「明日の午前中にうかがって、午後は桃華ちゃんとデートだっけ?」
「その予定だけど……」
「それ、私も同行していい?」
「……デートに?」
「違うわよ……。ご実家のほう」
「なんでまた……」
「まあそうねぇ……。一応ご挨拶しておくべきかしら、と思って。桃華ちゃんとお付き合いを始めて二年経っているし、桃華ちゃんの話だと、親御さんが結構厳しいおうちなのでしょう?」
「そうだけど……。いやでも、さすがに母さんに来てもらわなくても――」
「この旅行、あちらの親御さんにご了承いただける算段は立っているの?」
そこをつかれると少々痛い。
「まあ、そこはなんというか……秋斗先輩をだしに使わせてもらおうとは思ってる」
「ま、それが妥当よね。でも、蒼樹はそのままを話そうとしているのでしょう?」
「そのまま……?」
「翠葉たちの旅行に同伴することになったって」
「……そのつもりだけど?」
それの何がいけないのか――
そんな俺の顔を見た母さんは、手帳をパタンと閉じてため息をついて見せた。
「まだまだ甘いわね。格式あるおうちのお嬢様を旅行に連れ出すには、相応の状況を整えなくちゃ」
相応の状況……?
「どういう状況ならあちらのご両親が納得して送り出してくれるのか――そこを考えないとだめよ」
「そこはもう、誠意を持って話すしかないと思ってるんだけど……」
「だから甘いっていうの。誰でも彼でも誠意が伝わればわかってくれるなんてことないのよ? せっかくいい材料が揃っているのだから、すべて利用する道を考えられるようになりないさい」
母さんの言葉を反芻しながら考える。
この場合、いい材料というのは秋斗先輩であったり藤宮だと思う。それを遺憾なく発揮する道とはどんな道なのか――
「ヒントその一。翠葉たちの同伴者という理由は伏せること」
「は……? そしたら俺が旅行へ行く理由がなくなるんだけど……?」
「バカね……。そんな旅行に桃華ちゃんのご両親がOK出すわけないじゃない」
「同伴者に秋斗先輩が含まれていても?」
「秋斗くんの名前を出すならもっと強力な使い方があるでしょう?」
強力な使い方……?
母さんは右手でこめかみを押さえると、
「真っ直ぐ育ってくれたことを喜ぶべきか、もう少し腹黒くなることを諭すべきか、悩むところだわね……」
独り言のように言葉を零した。そして、呆れた顔で、
「翠葉たちが行くのはどこ?」
「緑山」
「そうじゃなくて……。誰の別荘なの?」
「藤宮の……――って、あっ――」
「わかった?」
ここまでヒントを出されて腹黒くなることを加味すれば、答えはひとつしかない。
「もしかして、藤宮の別荘に招かれたことにする……?」
「正解。それが唯一の正解ルート。翠葉と蒼樹、唯が藤宮の別荘に招かれているところへ、桃華ちゃんも一緒にどうか。そういう話の運びなら、あちらのご両親は否とは言わないでしょう」
確かに、真実を述べるよりもはるかに大きな布陣だ。だけど、
「それならそれで、俺がそう話せばいいだけじゃない? 母さんが出て行くほどのことじゃ――」
「二年もお付き合いしていれば、あちらのご両親と顔を合わせることもあったでしょうし、蒼樹の人となりもある程度はご理解いただけてると思うわ。それでも、どんな家庭に育った子なのか――そういう部分をも知りたいと思うのが親心よ」
「はあ……」
そういうものなのか……。
自分に子どもがいるわけじゃないから、さすがにまだ親心まではわからない。
ただ、翠葉に置き換えて考えるならものすごくよくわかる気がした。
翠葉が付き合う男なら、どんな人間なのか、自分が見て話して知りたいと思うし、どんな家庭に育ったのか、その背景だって知りたいと思う。
つまりはそういうことなのだろうけれど、自分が当人である場合、できることなら俺を見て、俺を信用してもらえたら、と思う。何よりも、二十半ばにもなって母親を伴い彼女の家へ旅行の許可をもらいに行くっていう事態にも抵抗が……。
頭を抱えていると、
「あちらのご両親がどんなことにこだわる方たちであろうと、蒼樹が真摯に対応していれば、いつかは認めてもらえるかもしれない。でもまだ時間がかかるなら、こういう手を使うのも悪くはないわ。私を連れて行けば静とのつながりも示唆できる。それを使わない手はないでしょう?」
「はぁ~……腹黒い。母さんがとっても腹黒い……」
「あら、お褒めに与り光栄だわ。ってことで、明日は同行させてね」
「よろしくお願いします……」
俺はペコリと頭を下げた。
「手土産、何にする?」
「洋菓子よりも和菓子派って桃華から聞いてる」
「じゃ、明日行く前に有田屋のお茶菓子を買って行きましょう」
「了解。十時半になったら下で待ち合わせでいい?」
「下で……? もしかして、明日も仕事なの?」
「そう。秋斗先輩に頼まれてるもの片付けなくちゃいけないんだ。それに、秋斗先輩にも話しは通しておいたほうがいいと思うし」
「そうね。じゃ、明日十時半にね」
自室に戻り時計を確認すると十二時を回っていた。
桃華はもう寝ている時間だし、メールを送って起こすのも申し訳ない。
「でも、明日は俺も朝早いんだよなぁ……」
「は? あんちゃんどしたの?」
パソコンに向かっていた唯がこちらを向く。
「明日、桃華の家に行くことになってるだろ?」
「あぁ、旅行のお許しもらいに行くってやつ?」
「そう、それ。今母さんと話して、母さんも同行することになったんだけど、それを桃華に伝える時間がとれそうにない……」
唯は時計を目にやり、
「もう寝てる時間か」
「そう。明日は午前に抜ける都合上、早出出勤だし……。さすがに何も言わずに母さん連れてけないから、ご実家に電話する時間は都合する予定なんだけど、桃華に連絡入れる時間までとれるかわからなくてさ」
「なんで? ただ、碧さん連れてくって伝えるだけじゃだめなの?」
「いや、母さんを一緒に連れてく経緯というか、理由的なものまで話すとなるとちょっと時間が必要」
「ふーん……。同行って碧さんから言い出したの?」
「そうだけど……?」
「納得。なら何がなんでも旅行の許可もぎ取るつもりだね」
唯はニヤリと笑った。
まるで母さんがどういう行動に出るつもりなのかわかったような口ぶりだけど、唯にはわかるのだろうか。
じっと唯を見ていると、
「碧さんのことだから、秋斗さんに俺たちが別荘に招待されたとかなんとか話してくるつもりなんじゃないの?」
「当たり……」
「あんちゃんはバカ正直に話すつもりだったんでしょ? それに比べたら断然勝率アップだし、碧さんなら抜かりなくオーナーとの関係性まで話してくんだろうから、間違いなく桃華っちの両親は否とは言えなくなるよ。桃華っちにはサプライズでいいんじゃん? 桃華っちならその場に応じてうまく対応してくれんでしょ」
「かなぁ……?」
「終わり良ければすべてよし! それに、そのあと桃華っちとデートなんだから、文句はそのとき聞いてあげればいいじゃん」
楽観的に話す唯を前に、少し気になることを聞いてみることにした。
「もし唯が俺だったとしても、母さんみたいな話の持っていき方にする?」
「ん?」
「つまり、嘘をついて旅行の許可をもぎ取るかってこと」
「あー、あんちゃんはそこが引っかかるんだ?」
「まあね……」
「あんちゃんは真面目だなぁ……。ま、嘘はよくないと思う。でも、状況的に甚だしく異なるわけじゃないんだし、いいんじゃん? それなら、話を運びやすいように、桃華っちの親がより納得しやすい状況を揃えて話してあげるほうがいいよ。嘘なんて貫徹すりゃーいんですよ」
「じゃ、それはそれでいいとして……。もうひとつ」
「まだなんかあるのっ?」
「母さんが静さんと旧知の仲ってところまで話すとマウント取ってるような感じにならない?」
「そこまで考えるっ?」
「考えるだろ……」
あくまでも、桃華のご両親が相手ならば。権力に弱い人間が相手なら、過敏になる内容だと思うわけで……。
「そこは碧さんを信じてみたら?」
「母さんを信じる……?」
「碧さん、そんな下手な話の仕方しないよ。ごく自然にそういう話に持って行くと思う。あんちゃんの口から両親とオーナーの関係性を話すよりもよっぽどいいと思うけど?」
その言葉には、すんなりと納得できてしまった。
ただ、俺が気にするのはもうひとつあるわけで……。
「なんだよ、まだなんかあるのっ?」
「二十半ばにもなって親同伴で旅行の許可もらいに行くのってどうなのかなあ……」
俺が頭を抱えると、唯は大仰にため息をついて見せた。
「んなの、相手によりけりでしょ? 相手が家の格だのなんだのぶつけてくるような人たちなら、同じように家だのなんだのぶつけ返しときゃいいんです! その点、城井アンティークの令嬢である碧さんぶつけときゃ問題ないって。あんちゃんは深く考える必要なし! ほら、明日早いんでしょ? 俺も風呂入って寝るから、あんちゃんもとっとと寝る」
唯はそう言って俺をベッドへ押し込めると、口にしたとおり着替えを持って部屋を出た。

今日は循環器内科の日でした。
検査結果待ちだったコレステロールも問題なし。
肝数値、コレステロール共に正常値に安定しました。
ダイエットが効いているのか、サプリのナイアシンが効いているのかは謎。
でも、数値改善し始めたのはナイアシンを摂りはじめてからな気がするので、ナイアシン効果かもしれません。
ナイアシンは3000mg摂るのがよいそうだけど、私はそこまで飲んでない。
サプリの飲み疲れみたいなのがあるので、その半量の1500mg。
それでもちゃんと効果は出てるので問題ないかな、と。
血圧は80/66。
相変わらず脈圧ないけど、この時期で上が80台ならまあまあかな。
問題はもう少し気温が上がったときにどこまで下るか。
ま、下ったら下ったで点滴1Lコースが余儀なくされるのみ。
できれば点滴にお世話にならない夏を過ごしたい……orz
それから、大学病院でお世話になっている麻酔科の先生が開業することになりまして、7月だか8月から先生が変わります。
その話を旦那様にしたときに、ちょっとふたりの相違点的なものが浮上。
そんな話を先生としてきた。
私は三人の医師に線維筋痛症と診断されているのだけど、麻酔科の先生は「違う」という先生もいれば、「可能性は高い」という先生もいてまちまち。
ただ、痛みに対するアプローチは的確で、事実日常生活をある程度普通に送れる程度にはQOLも安定している。
私はそれでよしとしていたんですよね。
痛みが出たときに対処してくれる、緩和する努力をしてくれる先生がいれば、それで満足だったんです。
いや、もちろん健康になりたいし治りたいとは思っているのだけど、無理だろうな、とどこか諦めている節があったし、完治だなんて高望みだと思っていたわけです。
ところが旦那様は違った。
完治を望んでいるし、そこへ向けて治療をしてもらいたいと思ってる。
今までは循環器内科の先生が大学病院の先生だったこともあって、大学病院の縛りがあったのだけど、その先生も定年退職されて別の病院で働き始めたし、これを機にセカンドオピニオンを受けてもいいんじゃないか、と言い出したわけです。
でも正直、線維筋痛症外来やってる病院って遠いんですよ……orz
そこで、20年以上お世話になっている内科の先生に相談しました。
相談っていうか、ぶっちゃけどうなんでしょうね、なるお話?
「セカンドオピニオンで得られるものって、何?」って話です。
・診断基準に見合えば病名を確定してもらえる
(それによって何が変わるわけではない)
・痛みに対しての理解を得られる
(それは現状でも得られていると思う)
このくらいなんですよね。
もっと言うなら、病院を変えたところで投薬内容が変わるわけじゃない。
色んな薬を試してきたけれど、結果的に私に合っていた薬は弱オピオイド系の薬。
ちょっと状態が悪いときは麻酔のブロック注射をしたり、麻酔の点滴を定期的にしたり。
そういった治療を受けるのに、家から通いづらい場所へシフトするのは得策とは思えない。
最後に「完治」なのだけど、現況はやっぱり「完治」する病気ではないということ。
中には何がきっかけかわからないけれど、完治してしまう人もいるそうだけど、どうして治ったのかのメカニズムはわかっていないし、完治した数も多いわけではないということ。
基本的には薬を使って痛みをコントロールして、QOLを安定させて、社会生活に復帰する道筋を立てる。
これが今できる最善なのだそう。
「治る」ことを目的としている旦那様にはなんと話したらよいものかなぁ……。
「もし旦那さんが納得できないようなら、また私から話すよ」と先生は仰ってくださっているけれど、旦那様を病院まで連れて行くことがまた大変なんだよね(^^;;
なんとか筋道立ててお話してご理解いただくしかないんだろうなぁ……。
私はというと、「やっぱ現段階では治らないのかー」といった感じ。
もともと日常生活が送れるようになればいいと思っていたから、ショックとかそういうのはないよね。
あと、三人の医師に診断されてて、ひとりの医師が「その可能性は高いと思う」と仰っているのだから、もうこれは「線維筋痛症」でいいんだろうな、というのは改めて実感した何か。
線維筋痛症の症状として私にあるのは――
・痛み
・38度以下の微熱
・疲労感(慢性疲労症候群)
・倦怠感
・手指のこわばり
・手指の腫脹
・関節痛
・寝汗
・生理不順
・月経困難症
・体重変動
・低血圧
・各種アレルギー症状(化学物質過敏症、アルコール不耐性など)
・僧帽弁逸脱症
・かゆみ
・めまい
・睡眠障害(不眠、夢見すぎ)
・レストレッグス症候群
こんなところですね。
痛みはお薬でコントロールできるようになったけれど、熱や疲労感、低血圧あたりはどうにもなりませんな(笑)
あと結構ネックなのが睡眠障害。
眠れないってめちゃくちゃ精神的にくるんですよね。
一応睡眠薬も出してはもらっているのだけど、夜中は2、3回目が覚めるし、かなりの確率で夢を見るので(しかも覚えてる)寝た気がしない。
ここだけ改善してもらえればもう少し過ごしやすくなるのだけど……。
最近は、「線維筋痛症」にあまりアンテナはってなかったので知らなかったのだけど、漢方薬を使うお医者様もいらっしゃるのだとか。
「抑肝散」というらしいのだけど、これはちょっと使ってみたいなぁ……。
眠れるようになるなら万々歳じゃないの……。
来月の診察のときに先生に話してみよう。
これで睡眠が問題なくとれるようになるなら、3種類の薬をカットできる。
でも、睡眠薬としても使っているし、筋弛緩剤としても使っているお薬もあるから、全部カットするとなると、痛みのほうに影響が出てくるのかなぁ……と思ったり。
投薬されてる薬のバランスが絶妙すぎて悩ましい……(笑)
次の麻酔科の先生も、こういう細かいところまできちんと診てくれる(相談にのってくれる)先生だといいなぁ……。
じゃないと、正直きつい……orz
と、今日は久しぶりに病院だったり体調だったり、病気のことあれこれな日記でした。

先日、4月25日でサイト開設11周年でした!
本当は、「夏の思い出」の桃華さんと蒼樹バージョンのお話を書きたかったのですが、何度トライしてもまとまった分量書けなくて、結果、19話の蒼樹視点のみサイドストーリーとして公開させていただきました。
ひとつのお話として公開したかったので、その点だけ悔やまれるのですが、何も更新できないよりはよかったのかな、と思うことにしています。
更新に気づいてくださった方、コメントをくださった方、拍手ボタンをクリックしてくださった方、ありがとうございますm(_ _"m)ペコリ
公開にはいたりませんでしたが、旅行へ行く前のお話が蒼樹サイド1話、桃華さんサイド1話と二話あるので、そのうちボツ話として日記のほうで公開しようと思います。
蒼樹のお話、「想定外のプロポーズ」を公開しているのは、サイトと小説家になろうさん、ベリーズカフェさんの三ヶ所です。
読みやすい場所でご覧いただけたら幸いです。
雅さんと蔵元さんのお話はひとつのお話として仕立てたいなぁ、と思っているのですが、こちらもどうなることやら……orz
最近は翠葉さんと司のお話ばかり書いていて、ほかのお話の書き方がまるでわからない状況に陥っております。
いかんなぁ……。
しかも、雅さんと蔵元さんのお話を書く前に、旅行の後日談的なお話を司と翠葉さんのお話で書こうと思っているあたり、現実逃避に走っております(コラコラ
そんな中、アルファポリス様に「夏の思い出」を投稿していないことに気づき、5月1日から翠葉さんサイドの投稿を始めました。
予約投稿になっているので、毎日0時に更新されます。
今はカクヨムさんに投稿する「光のもとで1」の第三章を改稿中。
今回の改稿は、文章変えたりあれこれしてるので、ちょっと改稿に時間かかっています。
でも、5月半ばくらいには予約投稿の準備に入れるのではないかな、と。
がんばります……_-)))コソコソ
ほかにご案内できることといえば、サイトとベリーズカフェさんの「七夕の出逢い」が改稿版になっていることくらいかな?
音沙汰なしではあったのですが、まったく何もしていないわけではなく……。
水面下であれこれ作業しておりました。
お時間あるときに、あちこち遊びにいらしていただけたら嬉しいです*
みなさん、新型コロナが流行りだして用意したものってありますか?
葉野家はあれこれ用意してました。
なんというか、ニュースを見るたびに不安になる。
もしそれっぽい症状が出ていても保健所に電話がつながらなくて病院にかかれなかったら、とか。
病院にかかれても検査してもらえなかったら、とか。
検査で陽性が出ても自宅療養になったら、とか。
自宅療養中に容態悪化したらどうなるのか、とか。
我が家のつくり上、家族を隔離するのってものすごく難しくて、そしたら間違いなく家庭内感染するんだろうな、とか。
もしふたりとも入院することになったら姫はどうしたらいいんだろう、とか。
考え出したらきりがないです。
で、とりあえず必要なものはそろえる方向で。
まずは使い捨てマスクと布マスク。
使い捨てマスクは、旦那様が一年間使える分だけ用意しました。
今、60枚入りで3500円ちょっとするので、それなりのお値段しましたよ(-_-;)
その後、旦那様の会社でも1世帯5箱まで買えることがわかって、それも購入しました。
ので、マスクに関してはしばらく大丈夫そう。
それから、普段は使わないのだけど、どちらかがコロナっぽくなったらおそらくふたり揃ってアウトになるとは思うけど、おうちのあちこちを除菌できるように除菌スプレー。
ほか、高熱が出たときのことを考えて冷却シートを相応に待機させてあります。
あとは悩みに悩んでパルスオキシメーターを買いました。
これがあったら、自宅療養になったとしても、容態の悪化にすぐ気づけるかな、と。
楽天で見ていると、お値段はピンキリなのだけど、たまたま7000円ほどのものを買うことができて、動作にも問題なかったので、少しほっとしています。
あとは手洗い用のハンドソープのストックをそろえたり。
あとは出先で使えるようにアルコールフリーの除菌シートとか、かな?
あ、あとはお金!
いつも5万から10万くらい自宅に置いてあるのだけど、その金額を少し増やしてある。
それから、私のカード引き落としに使っている口座と、家賃の引き落としに使っている口座の金額を増額。
もし私が入院する事態になったとき、旦那様がお金の操作をしなくていいように。
問題なく光熱費や家賃が引き落としできる状態にしておくために。
このくらいしておけば、なんとかなるかな、と。
ほかにしなくちゃいけないことって何があるかなぁ……と考えるのですが、自宅隔離ができるように北側の部屋を片付ける……なんですよね。
今はクローゼット使いしているお部屋なのですが、すっきり片付ければ最悪隔離部屋にできなくはない、というお部屋で……。
だがしかし、そこの部屋だけはなかなか片付かないのでした……orz
よそのお宅はどんな対策をしてらっしゃるのかなぁ……。
ちょっとよその対策事情を知りたくなったしだいです。
何にせよ、罹患せずに乗り切りたいものですね(^^;;

三月末に新にコルセットを巻くことになった姫ですが、先月終わりにコルセットの巻きなおしに行ってまいりました。
ついでにフィラリアの検査もして、狂犬病の予防接種もして、爪切って、肛門腺絞ってもらって、足回りの毛をカットしてもらって、いつもの血液検査(肝機能チェック)、二か月分のお薬をもらったら27000円でした……orz
保険使っていてこれなのだから、保険に入ってなかったらというのは考えたくない……(苦笑)
この子、本当に保険のもとは取ってると思うの。
で、前回の疑問点。
首の筋肉をつける方法はあるのか、という疑問を院長先生にたずねたのだけど、「残念ながらありません」とのことでした。
そしたら、この先も症状が出るたびにコルセットをつけなくちゃいけないの?
それはちょっと……と思ったのだけど、結果的にはそうなるそうです。
これが5歳6歳くらいの若い子なら、外科的手術という方法もあるのだけど、うちの子はもう14歳の高齢犬なので、手術をしてまで治すメリットはないと言われました。
むしろ麻酔などのリスクのほうが高いと。
年をとると、色々と治療の幅が限られてきますね。
でも、通常なら一度首を傷めても、そのあと繰り返し傷めることはそうないそうなんですよね。
なんでうちの子は……(〒_〒)ウウウ
できることといえば、急に声をかけて振り向かせないとかその程度のことで、症状が出たら(足をびっこ引くなど)コルセットを4ヶ月つけるという治療になるそう。
ただでさえ皮膚が弱いのに、コルセット4ヶ月はかわいそう~(〒_〒)ウウウ
しかも、これから暑くなるというのに……。
でも仕方ない。
仕方ないから少しでも姫が快適に過ごせるように努力したいと思います。
幸い、今回は首が上げられないところまでひどくはなっていないし、コルセットを巻いている分にはとっても元気で、足をびっこ引くこともない。
先生に長時間じゃなければお散歩も許可してもらったので、前回ほどのストレスはないと思うのだけど……。
そんなわけで、あと二ヶ月コルセット期間です。
コルセットもさ、エリザベスカラーみたいに簡単に取り外しができるものが売ってたらいいのにね?
と思う、今日この頃でした。
ずっと書こうと思っていた日記が人間ドックの結果なのですが、ほとんどツイッターでくっちゃべってしまったので、あまり書くことがなかった(^^;;
ただ、前回引っかかっていた肝機能系の数値はすべて改善されていて、全部正常値でした。
コレステロールに関しては正常値通り越してLOWになってしまっていて、循環器内科で出されているコレステロールを下げる薬が弱いものに変更になったり……。
お腹のエコーでは、まだ脂肪肝のまま。
これが解消されるには、あと5kgくらい痩せないとだめかなー、と思います。
そんなわけで、ものすごく牛歩なのですが、ダイエットは順調です。
あと8~9kgで目標体重達成なので、がんばるぞ、と。
直近の目標は標準体重。
あともうちょっと!!!
あとは心電図にちょっと異常があったけど、循環器内科の先生の許容範囲内だったので、まあいいか、な感じ。
乳汁が出たり生理が止まったりの件で疑われている「高プロラクチン血症」の検査結果はGW明けなので、まだわからず。
ただ、先月の半ばから問題の薬はストップして、違うお薬にシフトしてもらってます。
その影響なのか、35.2度まで下ってしまっていた基礎体温が徐々に上がってきていて、今は高温期と取れる体温まで上昇。
ここ一週間ずっと下腹部が痛くてロキソニン様とお友達なんだけど、なんか生理が来ないのに生理痛だけきてる感じでものすっごくやです。
もしくはPMSなのかなぁ……。
このまま高温期続いてストンと下って生理始まってくれるんだろうか。
何せ、あと4日ほどで生理こない歴3ヶ月なんですよ(^^;;
いい加減婦人科へ行くべきか悩みつつ、まずは検査結果を知りたいし、体温の変化も見守りたい。
4ヶ月生理がこなかったら、さすがに婦人科へ行こうと思っているのだけど……(-"-;)
(諦め悪いマンです……)
身体の痛み的には、少し調子がいい時期があって、痛み止めを完全にカットしていた期間が一週間ほど。
本当に調子よかったのだけど、一週間経ったら地獄の痛みが待ち受けていた件(苦笑)
結果的にまた薬を飲み始めて落ち着いてる感じ。
なかなか痛み止めの減薬ができません(-"-;)
この薬を飲んでいるから入れない保険とか結構あるんだよね。
よく効くお薬だけど、きついお薬だから飲み続けたくはないんだけどなぁ……。
難しいです……。
ほかの身体症状といえば、足のイライラっっっ!!!
前から気になる症状ではあったのだけど、たいてい夜寝る前に少し気になるくらいで、寝つきが悪くなるくらいで、毎日というわけではないからスルーしていたのだけど、スルーできない状況が勃発しました……orz
夜寝ようと思ってお布団に入るでしょう?
そしたらね、どんな体勢をとっても足が落ち着かないんです。
表現するとしたら、「足がイライラする」としか言えない。
じっとしてられなくて、貧乏ゆすりみたいに小刻みに足を動かしてないとどうにかなっちゃう感じ。
いつもなら少し我慢してれば眠れちゃったりするのだけど、今回は全然眠れない状態が四日間も続いたうえ、起きてる時間の安静時もじっとしてられなくなってしまって、もう地獄!!!
家事をしたり動いているときはいいのだけど、パソコン前に座るとか、ご飯を食べるために席に着くとかもうだめ。
じっとしてられなくてつらい。
さすがに四日目には発狂寸前で、すっとんで循環器内科の先生に泣きついたよね(笑
そしたら、「レストレッグス症候群」と言われました。
ネットで調べてて、これかなぁ……とは思っていたので、「やっぱり……」な心境でした。
幸い薬があるようなので安心して病院へ行ったのですが、私が普段飲んでいるお薬との飲み合わせの都合で、メジャーなお薬は出せないとのこと。
そのためイレギュラーなお薬で、規定量より少量から様子をみることになる都合上、「劇的に治ることは期待しないで」とまで言われて帰宅。
今日も眠れなかったらつらいなぁ……と思いながら、まったく期待しないでお薬を飲んだのだけど、一度飲んだら少し症状が改善されて、まったく眠れないという状況にはならなかった。
むしろ、短時間ではあるもののちゃんと眠れた。
朝食後にお薬飲んで家事を終えて椅子に座ったら、普通に座っていられた。
それだけのことが、ものすごく幸せに感じられました。
このときほど、薬が効きやすい体質でよかったと思ったことはないかもしれない(笑)
本当は一週間後に再診の予約が入っていたのだけど、症状はすっかり治まっていたし、無駄に病院へ行くのもどうなのか、と考えて、自己判断でお休み。
どちらにせよ、その三日後には普段の予約が入っているので問題ないと思ってたんですよね。
で、そのもとからの再診日に病院へ行ったら、受付した途端に診察室へ呼ばれてびっくりしました。
ドアを開けた途端に、
「葉野さん無事っ!?」
先生に聞かれて、「へ?」ってなったよね。
今まで予約日をすっぽかしたことが一度もなかったので、すごく心配をかけてしまったらしく、大学病院に入院になっちゃったのかとまで思われていたらしい……(^^;;
なので、症状が落ち着いたこととお詫びを申し上げたわけだけど、先生の不安が拭えなくてですね、結果的に検査フルコース(^^;;
仕方ないなぁ、と思いつつ血液検査と尿検査を受けたのだけど、筋肉に関する数値も電解質のバランスも、全部大丈夫だった。
まだ一部の検査結果は出ていないのだけど、それは次の診察のとき。
今まではひと月に一度の診察だったけれど、ここ最近は先生の心配性が顕著で三週間に一度の通院になってる(^^;;
まあ、それだけ親身になって診てくれる先生がいるのは幸せなことです。
レストレッグス症候群はふとしたときにやってくるので、以前いただいたお薬を、頓服薬として飲めるように少しまとめて出してもらいました。
これで、いつ足のイライラが始まっても大丈夫!
もう怖くないわよっ!!!
自分の体調関連はこのくらいかなぁ?
皆さん、コロナ騒動で外出自粛中かと思いますが、ストレス溜まってたりしませんか?
大丈夫ですか?
葉野家は緊急事態宣言が発令されてから少し生活リズムが変わりました。
旦那様の会社が半月出勤、半月休みになったんですよね。
正確には4日出勤したら4日休みの繰り返しなんですが、今まで20日間の出勤で働いていた時間を15日間に詰め込まなくてはいけなくなった都合上、出勤する日は朝5時に家を出て行くし、帰宅は23時過ぎ。
寝るのは0時前後。
そんな4日間を過ごしたら、4日間のお休み。
旦那様にお付き合いして朝起きたり、帰宅を待っていたりするので、まだこの生活に慣れません(-"-;)
今まで22時就寝だったので、ほんっとつらい(笑)!
でも、働いている旦那様のほうがもっとつらいはずなので、文句など言えません。
このご時世、お給料をもらえるだけでもありがたい。
それに、常時テレワークで旦那様がずっとおうちにいるよりはいいのかなぁ、と。
葉野、ひとりの時間がないと割とつらい人なので(^^;;
それから、お子様がいるご家庭はもっと大変よなぁ、と。
色々大変なご時世ですが、上手に息抜きして、リズム整えてクリアしたいですね。
のらりくらりとがんばりましょう!
